12月9日に2回目となるデュオリサイタルを開催します
共演はピアニストの後藤トモ子さん
後藤さんとは知りあって10余年…
数字にしてみるととても長いなぁと感じますが、実感としてはあっという間です
今までどれくらい共演したのか?
まったく覚えていませんが、僕のフルート人生でダントツの共演回数なのは間違いありません
演奏家としても
教育者としても
人生の先輩としても
尊敬できる
素晴らしい方です♪
今回のテーマは『水の精』
ドイツ語ではウンディーネ
フランス語ではオンディーヌ
地・水・風・火
四大元素をつかさどる四大精霊の中のひとつとされています
ウンディーネは器楽作品のほかに、小説やバレエ、オペラなど多数の作品の題材として取り上げられています
ウンディーネのもつ悲劇的な要素が、多くの芸術家の創作意欲を掻き立てたのでしょうか
フルーティストならウンディーネと聞けば一曲しか頭に浮かばないと思います
ライネッケのフルートソナタですね!
ライネッケはドイツロマン派の作曲家で、フルーティストにとっては重要な作曲家のひとりです
というのは
ロマン派時代はフルートにとって不遇の時期で
(あぁ口惜しい!!!)(↑個人的な勝手な解釈ですけど)
ロマン派時代のフルート作品がほとんど無いからなのです!!!
(なんでかなぁぁぁぁ)
そんな状況において、ライネッケはフルートの作品をいくつか残してくれています
そのひとつがフルートソナタ
このフルートソナタは、フーケの戯曲「ウンディーネ」から着想を得ていて、先にも書いたように水の精・ウンディーネの悲劇・悲恋を描いています
第1楽章がホ短調であることも、これから起こる悲劇を予感させるものなのかなぁ
とすると2楽章のあれは??
3楽章のあれは??
などと僕の想像(妄想)も膨らむばかりです(笑)
後藤さんがソロで演奏する夜のガスパールにも、オンディーヌを題材とした楽章があります
ライネッケが描いたウンディーネ
ラヴェルが描いたオンディーヌ
一体どのような類似点が、違いがあるでしょうか?
演奏会の楽しみ方のひとつになればと考えています
これから12月まで練習に広報活動にと慌ただしい日々になると思いますが、全力で向っていく所存です!
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