トリエステ・ヴェルディ歌劇場と北九州シティオペラの共同制作による、ランメルモールのルチアは2公演ともに多くのお客様がお越し下さり、大喝采の中終演いたしました。
今回の公演までドニゼッティのこのオペラの存在は知らなかった僕です。
ドニゼッティと言えば
「愛の妙薬」
この程度の知識しか持ち合わせておりませんでしたが、この公演のお陰で新しい作品に出会う事ができました。
作品の内容はありがちな悲恋を描いたものなのですが、超絶技巧が随所に散りばめられたアリアが聴くもの、観るものの心をググっと惹きつけるんです。
もちろん、いくら魅力あふれるアリアでも歌い手の技量が足りなければ無意味です。
しかし!!
その点は心配ご無用!!!
曲の魅力を十二分に発揮できる、素晴らしい歌手の皆さまがそろっているのです。
演奏しながら何度、耳を奪われたことか。
「あぁ、このままずっと聴いていたい…」と何度思ったことか!!
言葉では上手に書き表せないです。
本公演は2公演をダブルキャストでおこないました。
初日のマドンナはヴェルディ歌劇場のマリアさん。
さすが本場で鍛え上げられた迫力ある歌声は圧巻!!
これがオペラの国のパワーなのか!と思いました。
そして二日目のマドンナは、北九州シティオペラの白川深雪さん。
マリアさんとはまた違って歌声をお持ちの方で、その聴き比べだけでもかなり楽しかったです。
僕の勝手な解釈ですが、白川さんは潤いのある艶やかで柔らかい歌声。
マリアさんは凛として、緊張感のある歌声のように感じました
どちらも素晴らしいですが、僕は白川さんの方が好みでした♪
これまで何度も共演させていただいた白川さん。
舞台の上で神々しいほどに輝いていて、終演後の満面の笑顔がとても印象的でした。
僕もあんな風に舞台の上で笑いたいですね。
12月のリサイタルでそれを実現しなくては!!!
今回はオケのメンバーもヴェルディ歌劇場から来てくれました。
フルートにもひとり、ジョルジョが♪
隣で吹くことができて幸せでした。
「なんであんなきれいにタンギングできるの!?」
「あの浮揚感はなに??」
驚くほどすごいフルートでしたよ。。。
終演後、ジョルジョから「来週、トリエステでフルートフェスがあるからおいで~」と
「・・・さすがに急すぎて無理です(笑)」
でもいつか行きたい!!
そしてヴェルディ歌劇場でオペラを観たい!!
夢は膨らみます(#^.^#)
日伊合同木管チーム♪
フルートパート♪
ジョルジョに小倉折りのがま口をプレゼントしました~