先日、グループ体験レッスンを行いました
今回は女性2名でのお申込み
お二人は高校の同級生で
社会人となった今でも交流が続いているのだそうです
とっても素敵なことですよね☆
話を聞くとお二人とも吹奏楽経験者
フルートではなかったのですが
それぞれ別の木管楽器を演奏されていたとのこと
あ、みなさんは管楽器についてどのくらいご存知でしょうか?
管楽器は木管楽器と金管楽器に分かれます
トランペットやトロンボーンなどは金管楽器で
クラリネットやオーボエは木管楽器に属します
なぜそのように分類されてると思います?
よく言われるのは
トランペットは金属管だから金管楽器
クラリネットは木でできてるから木管楽器
という事なんですが!
これは半分正解、半分間違いなんです
昔は前述のような区別だったそうですが
現在はそれに加え、発音原理(どのようにして音を出すか)で区別されています
それによると
唇の震度(バジング)によって音を出す楽器を金管楽器
それ以外をすべて木管楽器と区別しています
なので現在のフルートなんて
ほとんど金属で出来ているのに木管楽器に分類されるという
ちょっと不思議な事になっています
そして木管楽器の中でも発音原理がそれぞれ異なります
薄い木の板(リード)1枚を振動させるシングルリード楽器⇒クラリネット、サックス
リード2枚を重ね合わせてそれを振動させるダブルリード楽器⇒オーボエ、ファゴット
では!フルートは?
正解は!
エアリード楽器です
なんじゃそれ?と思いました??(笑)
空気の流れそのものがリードの役割を果たしてるんですよ
フルートだけでなく
尺八や篠笛もこの仲間です
話が脱線しまくりましたが
いくら木管楽器経験者といっても
発音原理に違いがあるので
すぐに音を出すのはなかなか大変なこと、って言いたかったんです
お二人も自分が演奏していた楽器とは様子の異なるフルートに
最初は苦戦していましたが
何度も繰り返すうちにコツをつかんだようです
先生をしている立場でこんなことを言うのはどうかと思うのですが
楽器って“慣れ”によるところが大きい気がします
もちろん正しい奏法を身に着けるためには
先生にきちんと習うことがなによりも大切ですが
最初はシンプルに何度も繰り返す
これも大切だと思います
生徒さんのお手伝いをさせていただくこと
そして生徒さんが上達を実感して喜んでいる様子を見ることは
何にも代えがたい喜びです
これからもしっかりと上達のお手伝いをしつつ
音楽の、フルートの楽しさを伝えていきたいと思っています♪