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僕の所属しているオーケストラ。

コンセール・エクラタン福岡は、福岡を拠点に活動している奏者を中心に活動しています

毎回テーマを決め、それに沿って曲目を吟味し、全体の構成を考えています

今回の演奏会は

  コンセール・エクラタン福岡 第6回演奏会
       《古典派の夜明け》
~ナチュラルホルンとガット弦で蘇る18世紀の響き~

でした♪

何となくお分かりいただけるかもしれませんが、バロックから古典派へ。

その流れをその時代を代表する名曲と共に辿り、当時の響きを再現しようとする試みです。

最大の目玉は何といっても

ナチュラルホルン!

そしてガット弦!

みなさんはホルンという楽器をご存知ですか?


↑こういう楽器です

そしてナチュラルホルンというのは上に載せた現代のホルンのご先祖様です↓

少しシンプルな造りになりましたね!

一緒に写っている方はスペシャルゲスト藤田麻理絵さんです!!

現代のホルンとの1番の違いは、指で押さえて音程を操作するバルブが無いという点。

ナチュラルホルンは口での操作と手の入れ加減で演奏するそうです!

僕もフラウト・トラヴェルソという現代のフルートのご先祖様の楽器を演奏します。

やはりトラヴェルソも現代のものよりシンプルで、音程の操作は難しいな、と思います。

しかしその分、素朴で柔らかい音色なんですよね。

ナチュラルホルンにも同じような印象を受けました。

金管楽器ならではの力強さはあるけど、丸みのある音と言えばいいのかな?

そんな感じです(*´ー`*)

本番ではナチュラルホルンの大野雄太さん藤田麻理絵さんによる楽しいお話と実演も!

実演ではホルンの音が変わる仕組みをゴムチューブを使って、分かりやすく解説してくださいました!

ゴムを切っていくと音程が高くなっていく様子にお客様も「へぇ…」「ほぉぉ…」と感心していました。

そして今回の演奏会のもう一つの特徴はガット弦です。

今、弦楽器に張られている弦はスチールやナイロンなどの素材が主流だそうですが、昔はガット弦という羊の腸を乾燥させ寄り合わせたものが使われていました。

このガット弦の特徴もナチュラルホルンと同じく、しなやかであたたかい豊かな音色にあると思います。

弦楽器の出演者はこのコンサートのためにわざわざ弦を張り替えたんですよ!

詳しくは知りませんが、結構お高いそうです~

弦楽器のみなさまありがとうございます(´;ω;`)

でも、リハーサルを聴いてるとやっぱいいんですよね!!

ガット弦!!

このガット弦、そしてナチュラルホルンが、今回コンセール・エクラタン福岡が一番こだわったところです。

自己満足ではなく、本当に必要だからやる!

それがエクラタンの理念なのです!

奇をてらった演出がしたいわけではありません。

演奏会に足を運んでくださった方に、「何か」を感じていただければそれが一番嬉しいことなんです。

コンセール・エクラタン福岡は自主運営をしている団体ですので、資金面ではいつも四苦八苦しています。

しかし少しづつではありますが、エクラタンの良さを認めてくださる方も増えてきていて、やはり地道な活動は大切なんだな、と改めて実感しています。

これからも妥協することなく、諦めることなく、自分たちにしかできない音楽を追及していきたいです。

コンセール・エクラタン福岡をどうぞ宜しくお願いいたします!!!